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お知らせ

子宮頚ガン予防ワクチンの予約を始めました。

2009年12月19日(土)

 ようやく、日本でも子宮頚がん予防ワクチンが、使用できるようになりました。
 子宮頚がんはワクチンで予防ができるのです。

 当クリニックでワクチン注射を行っております。診療時間内にお電話でご予約ください。費用は予約時にお電話でご確認ください。

今回、使用可能となったワクチンの名前は、サーバリックス(Cervarix)といいます。女性がかかる子宮頚がんを予防するワクチンです。
子宮頚がんの原因である、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防します。
 海外では既に世界96カ国以上で小学生や中学生の女子にヒトパピローマ ウイルス ワクチンを接種し、子宮頚がんの発症を予防しています。
 日本では、平成21年12月22日に発売され、この日から、当クリニックでも注射できます。
 
 接種時期・スケジュール
10歳以上の女児に3回接種します。
1回目、2回目(1回目の1ヶ月後)、3回目(1回目の6ヶ月後)となっています。

海外では、12歳前後の小児に対する優先的な接種が行われています。(2008年11月現在)
多くの国で、国が負担してワクチン接種していることがわかります。日本では今のところ、自費負担になっています。
             優先対象年齢           公費負担状況

オーストラリア     12~13歳女子           全額公費負担
             学校での接種            (12~26歳)

イギリス        12~13歳女子           全額公費負担(12~18歳)

イタリア          12歳女子             全額公費負担(12歳)

スペイン          14歳女子             全額公費負担(14歳)

ノルウェー       11~12歳女子           全額公費負担(11~16歳) 

オランダ          12歳女子            全額公費負担(12~16歳)

デンマーク         12歳女子            全額公費負担(12~15歳)

このワクチン、商品名サーバリックスは、どのようなものでしょうか。

サーバリックス:組替え沈降2価ヒト パピローマ ウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)
子宮頚がん発症の主要な原因である、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の16型と18型の感染を予防するワクチンです。
HPVを遺伝子組み換えでイラクサギンウワバ細胞に感染させ、HPVのDNAを守っているL1タンパクを作ります。L1タンパクのみを取り出すと、HPVのDNAが入っていないL1タンパクのウイルス様粒子(VLA)ができあがります。これに免疫を強く付けさせる作用のあるアジュバントを結合させてワクチンができあがります。
ワクチンにはHPVのDNAが含まれていませんので、ワクチンを接種してHPVに感染することはありません。

子宮頚がんと発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)

日本では年間約1万5000人が子宮頚がんにかかり、約3500人が死亡しています。子宮頚がんにかかる人は20歳代~30歳代で急増しています。
子宮頚がんは若い女性で発症率の高い女性特有のがんで、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV16型、HPV18型)の感染が主な原因です。発がん性HPVの感染経路は性的接触であり、また、発がん性HPVは感染しても免疫が出来にくいため、何度も感染を繰り返す可能性があります。そのため、初交前にワクチンを接種することが肝要です。
発がん性HPVに感染しても90%は自然に排除されますが、10%は感染が持続します。持続感染者の1%は数年~十数年後に子宮頚がんを発症するとされています。

 効果
サーバリックスを3回接種することで十分な抗体価が得られます。
日本の女児にサーバリックスを注射し、成人よりも高い抗体価が得られました。
サーバリックスを3回接種すると、十分に高い抗体価が少なくとも20年間維持されることが推計されています。

 副反応・副作用
国内臨床試験成績:
接種局所の副反応は、発赤(赤くなること)88.2%、腫脹(はれること)78.8%。
全身性の副反応は、疲労57.7%、筋痛37.9%、頭痛37.9%。
胃腸症状24.7%、関節痛20.3%、発疹5.7%、発熱5.6%、蕁麻疹2.65

局所の副作用は大部分が軽症から中程度で、3回の接種スケジュールを途中でやめてしまうほどの副作用ではないそうです。

 大人になったら、定期的な子宮がん検診も必要です。
サーバリックスは2種類の発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV16型、HPV18型)の感染を予防します。しかし、全ての種類の発がん性HPVの感染を予防できるわけではありません。
発がん性HPVに感染するリスクは性的にアクティブである間は一生存在するため、サーバリックスで予防できない子宮頚がんは、これまで通り、検診により予防する必要があります。
予防ワクチンと子宮がん検診をすることで、子宮頚がん死を、ゼロにすることが可能です。

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